父島の南島と、母島の石門。小笠原ではその二箇所が都のガイド認定を受けないと入れない保護地域になっており、セキモンノキはそんな石門山だけに生息する希少種です。大きくて勢いのある葉っぱには生命力がみなぎり、その濃い緑には引き込まれそうな神秘性があります。石門には他にも様々な植物が集まっていて、ここにくれば母島の植物のほとんどを見ることができます。
(星善男/石門案内)