ヒメツバキは倒木などによって開けた所に最初に芽を出すことから“開拓地の花”と呼ばれ、小笠原の「村の花」としても親しまれています。固有種であるこのヒメツバキをはじめ、小笠原にはたくさんの希少種がありますが、何よりそれらが“身近にある”ということに価値があると思います。それをもっと知ってもらい、島の生活を豊かにする“みんなの自然”にしていきたいです。
(原田龍次郎/山のガイド)